「世界はコロナでどこまで転がるのか?」
アーサー・ビナード Arthur Binard
詩人。1967年、アメリカの五大湖に囲まれたミシガン州生まれ。父親とたびたび釣りをして川と湖の生き物に魅せられる。高校生のころから詩を書き出し、ニューヨーク州コルゲート大学で英文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語でも詩作を開始。2001年に第一詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれる。『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ ベン・シャーんの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞、『左右の安全』(集英社)で山本健吉賞、『ドームがたり』(玉川大学出版部)で日本絵本賞を受賞。翻訳絵本にエリック・カールの『ホットケーキできあがり!』(偕成社)、ドン・フリーマンの『ダンデライオン』(福音館書店)、ボブ・ディランの『はじまりの日』(岩崎書店)などがある。2012年に広島文化賞、2017年に早稲田大学坪内逍遥大賞の奨励賞、2020年に谷本清平和賞を受賞。ラジオの仕事も多く、2020年秋に第46回放送文化基金賞のラジオ部門で出演者賞と優秀賞に選ばれた。文化放送のラジオでは「アーサー・ビナード 午後の三枚おろし」が平日の午後に放送されている。