「組織」とは一体何でしょうか。自分の属している「組織」について違和感を覚えたことはないでしょうか。良くないと思いつつも会社の決定で仕方がなく行ったこと、空気読んで意見を言えなかったなど、経験はありませんか。そのような違和感とどう接していけばよいのか、組織の中での個のありかたについて考える連続講座を企画しました。
第5回は、2003年11月下旬から2005年6月にかけて北海道警察の裏金問題を追及した佐藤一氏(当時北海道新聞道警キャップ)をお呼びし、お話をしていただきます。新聞のジャーナリズム性の衰退が叫ばれ、個としての記者の存在も希薄になりつつあります。そんな時代に、新聞社という組織内において、一記者はどのような立ち位置にあるのでしょうか。佐藤氏は、裏金報道をめぐり道警と道新の対立構図の中で、どのような考えで報道し、社内ではどういう立ち振る舞いをしてきたのでしょう。さらに問題は訴訟まで発展、最終的に道新側が負ける結果になった際、社内の反応はどうだったのでしょう。報道から今年の11月で10年。この間を振り返っていただき、「組織」と「個人」の関係をお話ししていただきます。
講師プロフィール:
佐藤一(さとうはじめ)北海道新聞記者。官庁系シンクタンク、経済誌記者、フリーライターを経て、1993年北海道新聞入社。北海道警察の裏金問題を告発した際、道警キャップ(一定の取材グループでのまとめ役)を担当。この時、日本新聞協会賞、菊池寛賞などを受賞。
日時:2013年3月24日(日) 18:30~20:30(18:00開場)
場所:男女共同参画センターエルプラザ4階「研修室1」
(札幌市北区北8西3)
参加費:一般1000円、学生(大学生以下)500円
※資料準備のため、なるべく予約をお願いします。
エルプラザアクセスマップ(http://www.danjyo.sl-plaza.jp/access/)
主催:What’s & 学生グループ